団長

三上博通

発足時期

昭和50年4月

保持演目

神おろし、神迎え、山伏、鍾馗、大江山、塵倫、天の岩戸、弓八幡、八岐大蛇、玉藻の御前

都賀西神楽保存会の歴史

都賀西神楽保存会は都賀西地区を中心として明治6年に結成。
以来、大和村(=現美郷町の南側半分。2004年に合併)の郷土芸能として村内はもとより、近隣市町村へ神楽の奉納等を行ってきました。

産業祭1

 

しかし、昭和26年の大火災により衣装が消失し、解散。
昭和32年に「大和神楽団」として再結成されたものの、昔からの都賀西神楽とは違ったものでした。

産業祭2

 

こうしたことから、地区民より「昔ながらの都賀西神楽を伝承すべきだ」という話が持ち上がります。
そこで、当時、都賀西神楽団で神楽を舞っていた人を中心として、昭和50年に「都賀西神楽」を保存伝承する目的で都賀西神楽保存会が結成されました。

産業祭3

産業祭2

2019年の美郷町産業祭前夜祭での神楽共演大会の映像です。
石見地域の神楽が日本遺産に認定されたことを受け、町内6つの神楽団すべてが集結して開催されました。

都賀西神楽保存会の演目は「鍾馗(しょうき)」です。

素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、唐に渡った時、「鍾馗(しょうき)大臣」と名乗って、虚耗(こもう)という悪鬼を退治しました。しかし、その悪鬼の怨念を晴らすべく、一族の者がわが国へ来て、四季の疫病神となって老若男女を問わず人々を苦しめたり殺したりすることに......。それを聞いた素戔嗚尊は、再び疫病神どもと戦い、めでたく退治する。そして人々に「蘇民将来(そみんしょうらい)」の例にならい、「我をまつって災厄をまぬかれよ」と教える、というストーリーです。